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第57話 国王陛下の存在感

Auteur: Tubling
last update Date de publication: 2026-06-30 11:00:21

 「兄上」

 「陛下」

 「私の書斎でそのように言い争う事は許さぬ。ドミニク、遅くなってすまない。大臣達との話が長引いてしまってな」

 陛下は何事もなかったかのように書斎に入ってきて、ドミニク様へとお声をかけられた。

 「閣下も書斎に来られたという事は、私に何か用があって来たのであろう?」

 「はい、こちらの資料に目を通していただきたく……」

 そうして今までのピリピリしていた書斎の雰囲気は、ガラッとお仕事の話に切り替わり、陛下と閣下は書類について話し始めたのだった。

 国王陛下が来た瞬間にその場の雰囲気が一変し、誰もが陛下の前ではそのお声を無視する事は出来ない。

 「では、そのように進めてくれ」

 「はっ」

 「今日は会議までドミニクと書斎にいる。何かあればこちらに来てくれ」

 陛下にそう言われた閣下は、もう何も言い返す事はな
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  • 愛人を孕ませた婚約者に捨てられましたが、初恋の寡夫公爵に溺愛され始めたら元婚約者が狂いました   プロローグ ※~もっと奥に~

     ツェットリーニ王国・オーレンブルク公爵邸――――――   月がひと際美しく光り輝き、その形は欠けることなく全てをこの世界に露わにしている夜。 私は長年片想いしていた人の邸宅に来ていて、彼の力強い腕でベッドに縫い付けられながら体を暴かれている。    少し前までは、話せるだけで天にも昇るほど嬉しく、ただ見ているだけでもいいと思っていた。    それなのに……今ベッドでは彼の美しい指先が私の衣服を剥がしていき、舌が体を這っていく。    そのたびに私の体は女性としての悦びに跳ね上がり、得も言われぬ声を出しながら彼に応えてしまう。   こんな自分は知らない。

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